交通事故コラム

後遺障害等級の認定を受けるには

2018.03.18

後遺障害の等級認定の重要性

示談交渉を有利に進めるために不可欠なのは、後遺障害等級の認定が必要不可欠です。
後遺障害等級の認定は、その後の示談の相場を左右するからです。
具体的には、
後遺障害等級が1~3級であれば、1億円前後
後遺障害等級が4~5級であれば、7千万円前後
・・・
後遺障害等級が12級であれば、1千万円前後。
・・・
後遺障害等級が14級であれば、4~500万円前後。
というように、後遺障害等級ごとに示談金の相場が設定されています。
なお、非該当であれば100万円前後、です。

満足な後遺障害等級を受けるために

では、どうすれば満足のいく後遺障害等級が認定されるのでしょうか。
まず、自覚症状を前提に、自分にどのような後遺障害の可能性があるかを知ることが大切です。
被害者自身が自分に認定される可能性がある後遺障害がどのようなものであるかを認識していなければ、適切な治療や検査を受けることは出来ません。

よくある失敗は、「交通事故によって後遺症が残れば、自動的に正当な後遺障害等級が認定される。」と勘違いすることです。
もしそのように思っているなら、早く気づくべきです。
残念ながら正当な後遺障害等級は自動的には決まりません。

それは、保険会社の思惑や、医師の非協力的な姿勢といった被害者に不利な事情が足を引っ張るからです。

被害者はこの事実を受け止め、対策を講じなければなりません。

被害者は正当な後遺障害等級を勝ち取れる?

交通事故で後遺症を残した場合、1級~14級と、それぞれに付随する枝葉の号数から、後遺症にみあった等級が認定されることになっています。

しかし、多くの交通事故の被害者は、初めての交通事故であることから、後遺障害の等級の具体的な内容や、自分自身にどういう種類の後遺症が残るかが分からないと思います。

主治医に聞いても適確な答えは返って来ないでしょう。
なぜなら、医師の考える後遺症と、後遺障害等級にはずれがあるからです。

そこで、以下を参考にして下さい。

理論上認定可能な後遺障害等級を把握する

ジコナビでは、まず以下の事情を考慮し、理論上認定される可能性がある後遺障害等級を把握します。

・自覚症状と身体的・精神的制限の状況
・対象部位と後遺障害等級表の比較
・初期診断の傷病名と治療経過

以上を考慮し、理論上認定される可能性がある後遺障害等級を把握します。

現実的な観点から等級を絞り込む

理論上認定される可能性がある後遺障害等級を把握したら、今後は現実的な観点から目標等級を設定します。

医学的に理論構築ができ、理論上認定される可能性がある後遺障害等級が把握できても、現実離れしたものであれば無意味です。
そこで、
・現在通院している医療機関からどのような検査にたどり着けるのか、
・検査からどのような所見が得られるのか
などを考慮して、目標等級を決定します。

なお、目標等級を決めるにあたっての以下が参考になるでしょう。

非該当から12級へ ムチウチ・椎間板ヘルニア 大阪府在住 男性27歳 会社員 /
14級から11級へ 胸椎圧迫骨折 京都府在住 女性36歳 主婦 /
ムチウチ・椎間板ヘルニアで12級 大阪府在住 男性32歳 会社員 /
12級から10級へ 肩胛骨骨折,他 島根県在住 男性58歳 会社員 /
12級から7級へ 左脛骨骨折,腓骨神経麻痺 高知県在住 男性32歳 会社員 /
非該当から12級へ 腰椎左第3・4横突起骨折 奈良県在住 男性20歳 会社員
鎖骨骨折で12級 大阪府在住 女性25歳 会社員 /
12級から9級へ 両脛骨高原骨折 東京都在住 男性52歳 会社員 /
ムチウチで14級へ ムチウチ・頚椎捻挫 大阪府在住 女性26歳 OL /
膝打撲から14級へ 骨挫傷・剥離骨折 大阪府在住 男性21歳 学生 /
14級から12級へ 左膝・靱帯損傷 大阪府在住 男性37歳 会社員

部位別事例集

※いずれもご本人様より特別の許可を頂戴し掲載しております。

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 目標を実現する方法として

後遺障害等級の目標設定ができたなら、次は、医師の適切な治療及び検査を受け、後遺障害の等級申請に備える必要があります。
ジコナビでは、「病院紹介、検査手配」を提供しておりますので、お一人で実践が困難である場合は、ジコナビにご相談ください。

交通事故に遭われた方へ

ジコナビは、交通事故初回無料相談を行っております。
ジコナビは、交通事故の被害者を多く治療されている医師の紹介も行っております。
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