交通事故で腓骨神経麻痺
交通事故で、膝や足首を怪我した場合には腓骨神経麻痺を疑う必要があります。
しかし、腓骨神経麻痺は見逃されることが非常に多いのが現状です。
膝・足首に、骨折を負った方、
神経障害を立証するために検査を受けた方が良いかも知れません。
腓骨神経麻痺
これまでに幾例もの交通外傷をみてきましたが、一番多く見逃されているのがここでご紹介する腓骨神経麻痺です。
腓骨麻痺の原因となるケガ
腓骨神経麻痺を発症しやすいケガをご紹介します。
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写真は両下腿骨骨折 |
腓骨神経麻痺の症状
腓骨神経麻痺の主な症状は、足首や足の指を動かすことが出来なくなる(下垂足)、痺れが残っているというものです。
もし、膝や膝下の骨を骨折してしまったら、腓骨神経麻痺かどうか疑ってみてください。
特に足首や足の指が思うように動かない場合は要注意です。
症状には幅があります
主な症状は下垂足です。
足首を持ち上げることが困難になる、いわゆる「垂れ足(下垂足)」です。 しかし、完全に動かなくなるとは限りません。 |
足首を挙げ辛くなったり指が左右で異なる様子を示す |
骨が治ったからもう大丈夫」と言われてませんか?
整形外科の先生は骨の治りに興味を持っています。
しかし、神経にはあまり関心を示しません。
その結果、腓骨神経麻痺は見逃されてしまいます。
「検査(神経伝導速度検査など)しなくても大丈夫。」と言われていませんか?
本当に神経伝導速度検査や針筋電図検査は必要ない? | |
被害者の足を実際に見て触れた医師によくある発言です。しかし、後遺障害の認定は書類審査です。面談審査があるわけではありません。検査結果がなければ症状は無いものと扱われてしまいます。 |
同じようなケガを負った方は是非一度ご相談ください。
例
- 脛骨・腓骨開放性骨折
- 脛骨高原骨折
- 膝関節脱臼
- 足関節(足首)骨折
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