交通事故解決事例

大阪府在住 男性37歳 膝・靱帯損傷 会社員

2018.03.18

後遺障害等級 14級から12級へ

※ご本人のご厚意により,特別に許可をいただき掲載しています。
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その節は先生ありがとうございました。
医師に相手にされず,一時はあきらめて保険会社のいうとおりに示談しようかと思いましたがジコナビのHPを見てがんばろうと思いました。
先生が病院に同行してくださり,的確な検査の実施,医師に専門的な説明をしてくださり本当に心強かったです。
12級を獲得し,最終的な賠償金額も当初の10倍の約1400万円にもなりました。
家族一同,本当に先生には感謝しております。
これからも泣き寝入りする被害者を1人でも減らすべくがんばってください。一昨年の8月の話ですが,私は自宅から近所のコンビニに自転車で買い物に
行こうとしました。
大きな交差点ではなかったのですが,私は信号を渡っているときに左方向から右折してきたバイクに跳ねられました。
その後すぐに病院に運ばれ,先生から左膝の靭帯損傷と全身打撲と診断を受けました。
手術はしなかったのですが,10日間の入院となりました。入院期間中に膝のぐらつきを押さえる為の装具を作ってもらい,リハビリ通院となりました。加害者は最初に一回顔を出しただけで,その後は保険会社任せでした。
歩く行為,こんな日常あたり前のことが普通にできないなんて,こんなにもつらくこんなにも悲しいことだなんて夢にも思わなかったです。
本当にこの頃は毎日がやりきれなかったです。
私が落ち込んでいるといつも,妻と子供が励ましてくれました。唯一それだけが私の支えでした。

事故から6ヶ月くらい経ったある日,保険会社から症状固定を言い渡され治療費と
休業損害を打ち切れらました。
「まだ,治療を続けたい」と言いましたが無意味な結果に終わりました。
私は普段,会社の商品を車で納品する仕事なので休業損害の打ち切りは本当につらかったです。
その後,後遺障害診断書を保険会社に提出し等級認定の結果待ちになりました。

打ち切られてからは有給休暇を使い,そして貯金を切り崩してなんとか生活をしていました。
症状固定から2ヶ月くらい経った頃,等級が決定し14級の認定を受けました。
後日,保険会社から電話があり「具体的に示談の話を進めて行きたいので計算書を持ってお宅に伺いたいのですが,ご都合はいかがですか?」と連絡がありすぐに来てもらいました。

提示された金額は総額130万でした。

これには納得できず「とてもじゃないですが納得できません。今の膝の状態からすればすぐに会社には復帰できないし,当面の生活費にしかなりません」 保険担当者の人は「わかりました。もう一度,社に戻って検討し後日改めてご連絡します」と,この日の交渉は決裂しました。

そして5日後,保険会社の人から電話があり140万円で提示してきました。
これにはさすがに怒りを通り越してあきれてしまいました。

「前にも言いましたが,今の膝の状態ではとてもじゃないけど会社に復帰することができません」
「10万円が上乗せされたところで,会社への復帰までの足しにもなりません」
と拒否をしましたが,保険会社の担当者は
「上司と相談しましたが,これ以上の上乗せは難しいですね。もし,この金額で納得して頂けなければ裁判でもしてください」と言われました。 これには頭にきて,「わかりました,また改めて連絡します」と言って電話を切りました。

数日後,弁護士に相談に行きました。
弁護士は14級をベースに示談の金額を打ち出してくれました。
100万円UPの230万円になりました。
「もし,裁判をすれば裁判費用と着手金が必要になります。その費用で約40万くらい必要になりますし,結果が出るまでは1年くらいかかります」と弁護士に言われました。
生活があるので,今すぐお金をもらわなければお話になりません。それにその金額ではとても納得がいきませんでした。
膝の傷病の状態を弁護士の先生に伝えましたが,「12級に該当しないか,医師に相談して見てはどうですか?12級になるとまったく違う示談金額になりますよ」と言われました。

それを聞いて 後日,かかりつけの医師に相談しましたが,医師は「保険制度のことは私にはわかりません。あなたの膝の状態を見てちゃんと後遺障害診断書を作成しましたよ。もし等級に不服があるなら弁護士に相談してみてはどうですか?」 と言われました。
私は,弁護士からも医師からも相手にされない板挟みの状態に陥ってしまったのです。

「もう,ダメだ」あきらめるしかない。
そう思いました。
弁護士の先生に書いてもらったメモ書きの計算書を持って,もう一度保険会社と交渉するしかない。
もし,この膝が治らなくてお金を使いきったら,これから妻と子供をどうやって養って行けばいいのか。

この日,妻は一生懸命パソコンの前に座っていました。
そして「あなた,ここに一度相談して見ればどうかしら?」と言いました。
私はあきらめ顔で,ジコナビというHPを見ました。
そこには後遺障害立証の為の説明や,異議申し立ての説明が書いてありました。
もうここまで来たんだ,やれることは何でもやっておこうと思い,
事故の経緯から今に至るまですべてメールで送りました。
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【当事務所のサポート内容】

事故にあい,後遺症を残し,追い打ちをかけるように医師や弁護士の冷たい対応,そんな大変な思いをされていたところから相談がはじまりました。

このようなパターンに苦しめられている被害者からの相談は少なくありません。
医師は「後遺障害診断書はしっかりと書きましたよ。」と言うものの,弁護士からは「後遺障害診断書を書き直してもらってください。」と言われ,板挟み状態でお困りの被害者は,この方をはじめ多数おられます。
専門家同士,互いの領域を尊重するのはよくわかります。
ですから,どちらに罪があるとも言えないのですが,被害者としては救われない悲惨な状況です。
やはり,どちらかが歩み寄るか,間に入る調整役が求められます。

今回は,私たちジコナビに相談されたことから調整役の登場となりました。
ジコナビは,医師と被害者の間にたって,後遺障害診断書の書き方を医師にリクエストする調整役を担います。
今回は,膝の靱帯損傷ということで,この障害がどのような条件で,どの等級に認定されるのかを考慮し,医師へのリクエストを実行しました。

相談を受けた翌週,さっそく,被害者とともに主治医の診察を受けました。
スーツを着た人間の登場に,医師はややとまどった雰囲気を見せましたが,以降は嫌な顔をすることもなく,しっかりと説明をきいて下さいました。
そして,膝の靱帯損傷が後遺障害等級として認められるためには,必要な検査や所見の記載事項があることを説明したところ,ただちにその作業にとりかかってもらうという迅速な対応をとって下さいました。

医師の協力的な姿勢によって,依頼をうけてからたった1週間で後遺障害診断書が完成したのは幸運でした。
被害者は仕事ができず安定した収入がなかったため,1日でも早い等級認定と保険金の振り込みが必要でした。
そのため,この迅速な対応に被害者は喜び,私もそのお手伝いができたことをうれしく思いました。

その後,異議申立を実行しました。目標は12級7号。認定もねらい通りの結果となりました。
12級をベースとした損害賠償額は,14級とは比べものになりません。
だいたいの金額は事前に説明していたため,ご本人は12級の認定に大変よろこばれました。
また,等級認定と同時に支払われる自賠責保険金が手に入ったことで,生活費の確保ができたことにも喜ばれました。

等級認定の後,訴訟へと進まれました。
訴訟は,最後まで戦い抜かれ,判決によって賠償金額が確定しました。
金額は,当初保険会社から言われていた金額の10倍以上となる1,400万円でした。
等級を見直すことで十分に予想された結果とはいえ,実際に10倍という金額を見せられたときは驚きました。

後遺障害診断書をめぐって医師と弁護士の板挟みになったとき,あきらめることなくネット検索をし,私たちのことに気づいてくださったのは大変な幸運でした。
私たちも,このような貢献ができたことに,喜ばしい気持ちと同時に誇らしい気持ちにもなれたものです。
ご本人も私たちも大変満足度の高いサポートとなりました。

こうして泣き寝入り被害者が一人減ることに貢献できたのでした。

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