交通事故コラム

交通事故の相談に違和感

2018.03.27

弁護士の交通事故相談

専門家に相談したところ、最初から最後まで法律とお金のことばかり、そのような対応に違和感を覚えたことありませんか?

被害者支援サポートは、法律情報と示談金アップだけを指す??

実際にどこかの交通事故相談をご利用になった方なら経験があるかも知れません。
法律やお金のことしか教えてくれない法律相談に違和感を覚えたことが。
インターネットで「交通事故」関係のホームページをご覧になった方にもおられるかも知れません。

「泣き寝入り=お金が少ない」、という発言に違和感ありませんか?

「よい解決はお金を多く貰うこと」だけでしょうか?
少なくとも、交通事故を経験し、手術も受けたことがある私としては、「交通事故被害者はお金のことしか考えていない。」と思われていることに違和感どころか反感を覚えます。
このようなことを言う人は、実際に交通事故にあった被害者の気持ち知らないのだと思います。
お金はもちろん大事ですが、それよりも身体のことが大事なはずです。
きっと、「ケガさえ治れば何もいらない」というのが多くの被害者の偽らざる本心だと思います。
お金のことも当然考えているのでしょうが、お金の話ししか出来ない相談員の姿勢に疑問を感じます。
それは、仕方のないことかも知れません。
交通事故の経験がない者が相談に乗るとそうなるのかも知れません。
しかし、そうは言っても、被害者の気持ちにも価値があります。
それを無視し、お金のことばかり強調することに、やはり違和感を覚えます。
私がこう言いのは、私が交通事故経験を持っており、本当に苦労するのがどこなのか知っているからだと思います。
交通事故の解決において、本当はお金のことなどほんの一部です。

お金のことも身体のこも、全ての損を最小にする

解決の流れを見渡した場合、金額に一番影響を及ぼすのは治療です。
しかも、そこに多くの被害者は苦労しているのです。
この苦労を無視してお金の話しをするのはいかがなものかと思います。

まずは、病院選びで疲れを感じる被害者を支援すること、そして、余分なストレスを感じないようにすること、これが欠かせないと思います。
この考えに基づき、私たちのサポートを実施しています。
心身・お金、全ての面でのダメージを最小限にとどめられるよう、支援しています。

交通事故から得た教訓

私の交通事故は1999年4月に起こりました。自転車と車の正面衝突でした。
骨折し手術も受けました。
そして、その後に示談をしたのですが、その結果は後悔の残るものでした。
失敗の原因は、医療的なことを疎かにしたことです。
私は当時法学部の大学生でした。
教授や講師を務める弁護士からの力添えによって、法律的なことで困ることはありませんでした。
しかし、それでも解決には失敗しました。
それは、一番大切なことを疎かにしていたからです。
自分自身のことなのにケガへの知識が足りませんでした。
正しい言葉を知らず、医師へ自覚症状を伝えることに失敗していたのでした。
ケガのことは医師が汲み取ってくれるものと思っていました。
任せておけば大丈夫と油断していました。
これに関連して、さらに、もう一つ大きな間違いがありました。
それは、診断書も医師に任せておけば大丈夫ということです。
診断書は医師の専権事項で義務でもあります。
誰でも一定水準以上の満足できる診断書を書いてくれると思っていました。
しかし、それは幻想でした。
交通事故解決は法律によって決められていますが、法律はあくまでも、過去に起こった事実に対する評価の問題であり、事実を変えてくれるわけではありません。
では、その事実とは何か。
それは診断であり診断書です。
その事実を正しい言葉や文章になっていることが前提なのに、それを他人の好意に甘えていました。
なまじっか法律に詳しかったため、事実を曲げた評価が得られる、とでも思っていたのかも知れません。
診断や診断書に法律の評価は左右されるのに、多少、法律に詳しかったために、どうにかなるだろうと甘くみていたのです。
診断書は出来上がるとそれが事実そのものになってしまいます。
保険会社の解釈が意地悪なのではありません。
それを許す診断書が悪いのです。
それは医師のせいでもありません。
医師が保険の仕組みを知らないことは当然です。

想像してみて下さい。医師の仕事は治すことであり、診断書を書くことではありません。

治療も診断書も、医師に任せておけば大丈夫だと思っていませんか?
それは絶対に間違いです。
治療について医師はプロフェッショナルかも知れませんが、診断書はそうではありません。
診断書の書き方をしっかり学んだ医師はほぼゼロです。
どうかけば何級になる、といったことを知る医師はまずいません。

たとえば、仮に後遺症を残しても、それが保険会社に伝わらなければ意味がなく、油断する人はみなこう考えます。
「主治医も保険会社も、症状を上手く見つけ出し、被害者のために好意的に等級認定してくれる」と。
しかし、それは間違いです。
むしろ、保険会社にとっては認定は不利なものです。
ですから、あら探しをしてでも認定を免れようとしていきます。
実際、認定は保険会社ではなく自賠責損害調査事務所ということろがするのですが、その機関にはそんなあら探しをする姿勢がよく見られます。

認定機関は厳しい目を向けています。
たとえば、もっと効率的なリハビリを受けていれば治ったはずだから後遺障害等級は認定しないと。
もし、そんな風に解釈される診断書が書かれてしまうと、症状があるのに補償がない、という最悪の事態を迎えます。

そうならないためにも、適切な診断書が必要です。

交通事故の保険制度に詳しい医師はいないことを知って

繰り返しになりますが、

  • 普通の医師は保険について詳しくありません。
医師は、どう書けば保険会社に通用するのか、どういう検査が後遺障害等級の認定に影響するのかといったことを知りません。
私たちは仕事上、多数の医師とお付き合いがありますが、皆口を揃えて詳しくないと言います。
それでも医師に診断書を任せますか?もちろん、医師に任せなければいけない部分はあります。
しかし、任せっきりにしないことをお勧めします。

交通事故被害者に必要なこと

交通事故被害者にとって本当に必要なのは、理想的な治療を受けることです。
それは、ただ単にレベルの高い医療がよいという意味ではありません。
医師任せでは治るケガも治らないという観点もあります。
そのため、患者自身がケガのことを正しく理解することも重要です。
一番長く関わることになるのが病院ですから、ここでの失敗は日々のストレスになるだけでなく、解決の観点からもよくありません。

治療に専念でき、尚且つ、お金の心配もなくなる解決方法をご提供します

お金の心配をすることなく治療に専念できるのが一番良いはず!

交通事故で法律やお金のことに無関心ではいられませんが、そのことに関心を示さなくてはならないのは最後の一瞬だけです。
治療費や休業損害であっても、すべてを後まわしにしても構わないのです。
むしろ、後まわしにしている被害者の方が上手く解決していることもあります。

私は、自分自身の交通事故で実際に見たり聞いたり感じたことから、そして、これまでの業務経験からも、医師とのコミュニケーションの難しさを実感してきました。
しかし、反対に、その困難を乗り越え、前に進むことができれば、お金に関する事も治療のことも、心配はなくなるという実感を持っています。

医療面を重視して解決を進める交通事故被害者は、まだそう多くありません。
今なら、人より一歩進んだ解決を手にすることが可能です。
私たちのサポートを通じて、それを実現させて下さい。

大阪で交通事故に強い弁護士をお探しの方へ

ジコナビは、交通事故初回無料相談を行っております。
ジコナビは、交通事故の被害者を多く治療されている医師の紹介も行っております。
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